それはさておき、1時間目はビジネス法規という授業名なのでビジネス上の法的な問題を中心に話が展開されるものと期待して臨む。
 されど、授業はMicrosoft Powerpoint によるプレゼンテーション方式をとって進められているものの、内容に関しては外部来た講師であったためか、自分自身の会社の話に終始。 授業概要の中に、自分の会社概要を入れるなど話の主旨と内容が全くかみ合っていない状況には流石に辟易とした。
 外から来た先生方は面白い情報を持って来る可能性が高いものの、時として自分の経験や経歴を大学の教授以上に飾り立てて話す傾向があるように思う。
 これは、大学教授には大学教授たるステータスがすでに大学内において確固として確立されているのであり、それに対して外部から来た場合にはその立場というものがもともとあやふやで、不安定なものであるから基礎を固めようとしているのが原因なのか、それともただ単に自分のことを皆が知らないから教えてくれているだけなのか、そこはそんなことを考える自分の捻くれぶりを見るにつけてそれはそれで閉口する。