もともと、非常に粘着質というか陰険というのが良いのか個人的には大変問題の多い先生が担当の授業なので最初からあまり期待せずに臨む。
 これに関しては案の定の展開で、妙に話が刺々しく、特に「How to ができるひとは目立つから」や、「How to ができるひとは本質の部分を理解せずに利用しているので、技術転換についていくことができない」etc
 前回のこの教授の演習の折に某友人と噛み付きたいだけ噛み付き、やりたいようにやったことをまだ根に持っているのか、こちらの人間を槍玉に挙げているような言動に取ることができる。
 これに対して元より研究室の出の先生であるため、バイアスがかかることは仕方が無いにせよ、「How to」だけならば取り残されやすいのは事実であってそれに対して言うつもりも無いが、結局のところ「How to」の部分と基礎理論の部分を併せ持つから意味があるということに対して、教授自身が言及するも、この言動を受けた後では信憑性に欠ける。
 更に「How to」はがんばれば皆どうにかできますとはいうものの、教授自身が主張する物事の本質という部分においては頑張ってもダメなものはダメであるということをいいたいのか、そのくせ頑張れば理解することができると、ある命題とその命題の否定系の積集合を提示され、ブール代数の論理的に無理が見え隠れしてこれまた閉口する。
 ついでにいうなれば、その教授の主張する原理といった部分もネットワークにおいてはプロトコルの挙動の類からDNSなどの仕組みの部分であって、DNSにおいてBINDの使い方といった具体的実装に話が行かないだけで結局教授自身の先に否定した「How to」の部分に括られてしまっていることに気が付いていないのか非常に結果をみると、空集合な論理展開が目立った。
 「How to」でないネットワークはグラフ理論や分散制御、トポロジーに関する理論の周りを用いてアルゴリズムを考察するなど極めて数学的な部分に位置づいていると自分個人は思うだけにこれは極めて残念なことである。